今日のブログは少し種子島から離れてみましょう。
鹿児島には2つロケットの打ち上げ場があります。
鹿児島県・肝付町。
ここには、日本の宇宙開発の原点といえる聖地があります。
それが──
JAXA内之浦宇宙空間観測所。
そしてその敷地内にある【宇宙科学資料館】です。
🏛️ 館内の構造がまるで“宇宙ステーション”!
この資料館、ただの展示館じゃありません。
訪れた瞬間から、宇宙へのワクワクが始まるような構造になっています。
🌀 中心にそびえる、実物大ロケット

館内中央の吹き抜け空間には、S-310観測ロケットの実物大模型がそびえ立っています。
全長約8m──まさに、ロケットの“心臓”に出会える瞬間です。
🌀 ロケットを囲む、螺旋階段を登る体験
展示室はロケットを中心に、螺旋階段をぐるぐると取り囲む構造。
上の階へと進むごとに、
「ロケットを見上げる」→「並ぶ」→「見下ろす」……という体験の変化が起き、
まるで自分自身がロケットを打ち上げる視点になっていくような感覚になります。
展示を見るだけでなく、身体感覚として宇宙に触れるデザインなのです。

🌌 見どころをピックアップ

- 🛰️ 実物大ロケット模型(S-310)
- 🔭 小型衛星や探査機のモックアップ展示
- 📖 日本初の人工衛星「おおすみ」の記録と貴重な資料
- 🧑🚀 宇宙開発のしくみ・軌道・通信技術などの学びコーナー
宇宙グッズの自販機もあるよ!

🛰️敷地内見学ができる!──守衛所で“あるモノ”をもらおう
内之浦宇宙空間観測所は、現役のロケット発射場でもありますが、
一部エリアは一般見学が可能です(※警備上の制限あり)。
✅【ポイント】守衛所で「見学車両許可証」をもらう!
- 入り口の守衛所で、
「資料館の見学に来ました」と伝えると、
🚗 **構内乗り入れ許可証(車両通行証)**がもらえます。 - それをフロントガラスに置けば、
資料館だけでなく、敷地内を少し奥まで見学可能!
🛰️ おおすみ記念牌(記念碑)
- 1970年、日本初の人工衛星「おおすみ」打ち上げを記念したモニュメント。
- 石碑の奥に、**日本の宇宙開発の“はじまりの一歩”**が刻まれています。

🧑🔬 糸川英夫博士の銅像
- 日本宇宙開発の父と称される糸川英夫博士(ペンシルロケット開発者)の立像が静かに佇みます。

🗺️ アクセス・基本情報
- 所在地:鹿児島県肝属郡肝付町南方1791-13(内之浦宇宙空間観測所 内)
- 入館料:無料
- 開館時間:9:00〜16:30
- 休館日:月曜・年末年始(祝日の場合は翌日)
- 駐車場:あり(資料館前)
🚗アクセス注意:
カーナビが途中で案内を終了することも。事前に公式マップを確認推奨。
細い山道もあるので、運転は慎重に!
✍️ ひとこと
この施設、「穴場」です。(誰とも会わない時があります)
けれどロケットファンなら間違いなく心が躍るし、
小さな子ども連れの家族にとっても、**“学べる冒険の入口”**になるような場所。
あの螺旋階段を登る途中、ふとロケットと目が合った気がしました。
──まっすぐな光のような、その存在に。

🎯まとめ:静かな山あいで、宇宙に一番近づける時間
観光地の喧騒とは無縁。
けれど、この小さな資料館には、日本の宇宙開発の熱意とロマンが詰まっています。
螺旋階段を登るたび、空と未来が少しずつ近づいてくる──。
そんな時間を、ぜひ体感してみてください。
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