“ロケットのように駆け抜け、星空の下でゴールする。”
そんな夢のようなマラソンが、かつて日本に存在していた。
ついにこれを書く時が来た!(筆者は何度か参加させて頂きました)

今回は、2017年を最後に静かに幕を下ろした伝説の大会――
「たねがしまロケットマラソン」の物語をお届けします。
🏝️それは、南の島の宇宙ドラマだった。
「ロケットマラソン」と聞いて、あなたは何を想像しますか?
スタートダッシュでロケットのように爆走? それとも完走後に宇宙へ飛び立つ…?
半分正解ですね。「ダッチェの坂」で意識飛びそうでしたから・・・
「ダッチェの坂」はコース終盤に登場する最大の難所!登っても登ってもまだ登りが続く急坂!

この大会は、リアルに宇宙へ近づくマラソン。
フルマラソンは西之表市の海辺の緑の回廊公園をスタート
ゴールはなんと…
JAXA 種子島宇宙センター
そう、あのロケット打ち上げ施設の目の前です。

🔥火縄銃スタート、ロケットゴール
伝統と未来が同居するその演出もたまりません。
スタートの号砲は、地元の保存会による**火縄銃の発砲**。
歴史ある島の文化が、スタートラインを彩ります。
走り始めたランナーたちは、青い海、緑の森、そして「ダッチェの坂」と呼ばれる最後の難関を超えて、**宇宙の入口**へと辿り着く――。
まさに時空を超えるラン。
参加者が少ないのもあって、途中で人が前後にいない時がありました。なんかソワソワした!
途中応援の方が声援くれたり、景色も最高で個人的1番好きなマラソン大会だった!!!

参加賞以外にも、いろいろ頂きました!🙏
参加賞のTシャツ家にたくさん眠っています。

👟ランナーたちの記憶の中で今も生きている
この大会、実は**2017年の第30回大会を最後に終了**しています。
理由はシンプルで、**参加者の減少と運営費の確保が困難になったこと**。
だけど、今でもネットを巡れば、参加した人々のブログ、SNS、写真、動画が残っています。
> 「初めて走りながら泣いた」
> 「ゴールの瞬間、涙と汗が同時に流れた」
> 「これ以上のマラソンは、たぶんもうない」
それくらい、**心を揺さぶる何かがあった**のです。




🛰️大会は終わっても、宇宙は消えない
現在、種子島でのこの大会は再開されていません。
でも僕は思うのです。
この大会は、誰かが思い出してくれる限り、生きているのだと。

✨いつか、また。ロケットの下で。
私たちは今、マラソンだけでなく、旅や出会い、イベントの意味を問い直す時代にいます。
だからこそ、こんな大会が再び必要になる日が来るかもしれません。
そしてその時、またこの種子島で、誰かが火縄銃の音と共に走り出す。
**空を見上げながら、ゴールのその先を目指す。**
そんな未来を、僕は静かに願っています。

📸 最後に:もしあなたが当時の「ロケットマラソン」の写真やエピソードを持っていたら、ぜひコメントで教えてください。あなたの思い出が、このページを“もう一度、走らせて”くれます。
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